ソラマメブログ

2007年11月17日

音楽著作権

TERRA Zehetbauerです。

今日は少しまじめなネタをカキコしようかと思います。


先日音楽著作権についてのセミナーを聴講する機会がありました。
セカンドライフでは3次元仮想空間の中で

視覚(ビジュアル)
聴覚
擬似的触覚(バーチャルタッチとでもいうべきかしら?)

をほぼフルに活用できます。見て、聞いて、触って、いわゆる五感のうちの3つを使えますね。
味覚と嗅覚はちと難しいですが。。。

さてその中で「聞く」というのは重要ですよね。
特に色々な音をSIMで流したり、効果音に使ったり、ライブをしたり・・・。

これらの音は誰が作っているの?という話になるのですが
まあ、自分で作っている人はそう多くないわけです。
ってことは使わせてもらっていると・・・。
そこにその音楽を作った人の権利、つまり著作権が発生するわけです。

作曲者は通常、著作権により盗作されることから保護され、
作曲したものの使用に対する報酬を受けることができるわけですね。
もちろん

「タダで勝手に使っていいよ」

と宣言すれば誰でも自由に聞いたり使用することができます。
でも音楽活動をしている人、作曲で食べてる人はそこで報酬をうけるのがフツーです。

では、現在のセカンドライフ内で使われている楽曲・効果音はお金払っているのでしょうか?
だ~れも払ってませんね。

通常、音楽・楽曲の使用料は日本ではJASRACに支払います。
そしてJASRACから作曲者に使用料が支払われているのですが、
まだセカンドライフ内での適用は検討中なのだそうです。

ではセカンドライフ内でどのように適用していくのかというと
現在検討されているのは許諾する主体(お金を払う人)を

SIMのオーナー
音楽利用の主催者
リンデンラボ社(と~ぜんですね)

そして適用範囲を

”日本人居住区”

さらに

”内国曲にかぎる”~日本国内の曲ということ

とする方向だそうです
JASRACは日本の音楽著作権しか扱えないからですね。
ちなみにその場合現状の料金体系からすると

月額5000円

となりますが、今後は

1アクセスあたりhogehoge円

としようとしているようです。

ついでに日本国内の曲じゃない時はど~なるの?
ということですが、おそらく各国の法律でそれぞれ適用されるのではないかと・・・。

国境がない世界なのでややこしいことになりそうです。
ついでに円とリンデンドルの換金も銀行法とかの縛りが明確でないからこれもグレーですね。
法整備されてからさかのぼって追徴課税とかされなければよいのですが・・・。

また、情報が入りましたらカキコしたいと思います。


Posted by KIREINA RESORT at 12:54│Comments(2)
この記事へのコメント
つまりこれは
既存の楽曲を使う場合の話ですよね・・・

個人的には
スキンを選んで買うように
音楽もCDみたいに選んで買うシステムになってくれれば
(著作権のかかるものは上乗せで)
フェアだと思うんだけどなー・・・

まだまだグレーゾーンが多くてややこしい!!!
Posted by アネモネ at 2007年11月17日 14:36
>アネモネさん
こんにちわ、最近INがすれ違いでさびしいですねー^^

おっしゃるように既存の曲の場合です。
オリジナル曲の場合は保護される立場になります。

確かに曲や効果音を買う時に使用料がCDのように上乗せされれば買い手は楽になりますが売り手はその都度(月単位とかで)、JASRACへ支払わなければならないです。飲食店が消費税を国税局に納めるのと同じようなものですね。

いずれにせよ、近いうちにJASRACも動くでしょう。
なんせ、聴講したセミナーは「セカンドライフでの・・・」というお題目で、JASRAC担当者が登場したのですから・・・。
(その時の担当者を知りたい方は直接私に御連絡下さい。)
Posted by TERRA at 2007年11月17日 14:49
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